花魁風メイクのコツ
花魁コスプレでは、豪華な着物を引き立てるために、花魁風メイクを上手にすることも大切です。
ただ派手なメイクをするのではなく、花魁メイクにはいくつかのポイントがあります。
それらのポイントを押さえることで、花魁コスプレが一段と引き立つのです。
そんな花魁メイクのポイントやトレンドなどを紹介します。
花魁メイクとは

花魁メイクは、江戸時代に花魁の間で流行ったメイクのこと。現代風にアレンジされて楽しむ人も出てきていますが、まずはきちんとポイントを押さえておきましょう。
花魁というと、首元までおしろいで真っ白にして、目元と口元には真っ赤な色づけをするのが特徴です。
白と赤のコントラストを活かすのが、花魁メイクの大きなポイントです。
目元を切れ長に見せるために置く赤いアイシャドウ。これを濃いめに入れることで、かなり雰囲気を出すことができます。
目立つだけでなく、セクシーに見せることも重要ですから、自分の顔だちを活かした花魁メイクを見つけてみてください。
陶器肌を作ろう
花魁メイクの特徴の一つが、陶器のような白肌です。
花魁は、遊郭の中で直射日光を浴びることもなく過ごすことが多い生活。日焼けなどすることもなく、真っ白な素肌でいるイメージです。
ただ、素肌の状態を問わず、花魁はおしろいで顔から首元までを真っ白に塗るのも日常のこと。
当然のことながら、陶器のような素肌に変身できるのです。
ベースメイク

花魁メイクをするときには、どのように陶器のような白肌を作ったらよいものでしょうか。
江戸時代の花魁のようにおしろいを塗りたくったら、いくら花魁メイクでもやり過ぎです。
そこで押さえておきたいのが、ベースメイク。
くすみやクマなどの肌の気になる部分をしっかりカバーすることで、肌を陶器のように美しく見せることができます。いわゆる透明感のある素肌っぽさを出すことがポイントです。
ただし、ファンデーションは、ナチュラルな透明感を出すタイプより、マットな質感にしてくれるタイプが良いでしょう。また、いつもより少し色が明るいタイプのファンデーションを選ぶのも秘訣です。
美白肌が命
本物の花魁は、素肌の良し悪しに限らず、おしろいで肌全体を塗っていました。
そのため、正に陶器のような白肌が完成。これにより、着物や髪飾りなどの装飾品も際立って美しく見えたのです。
現代で花魁風メイクを再現する場合も、美白が鉄則。
色白な肌を演出するには、ベースカラーなどで肌色を整えるのがおすすめです。首の色もなるべくそろえたほうがよいので、違いが気になるようであれば、首にもベースカラーやファンデーションを塗るとよいでしょう。
ファンデーションは、クリームタイプを使うと、よりマットな質感に仕上がります。
花魁メイクのポイントは目元
花魁メイクのポイントとして強調したいのが、目元。
ここのメイクが成功すれば、花魁メイクが成功したも同然。
特に、江戸時代の美人の証しであった切れ長の目元も、メイクで演出することができます
明るい色で演出

花魁メイクでは、目元に明るいカラーを使うのが決め手です。
日常的には使用しないようなアイシャドウやアイラインを選び、目頭から目尻に向かってグラデーションをつけるように塗れば、妖艶な雰囲気を出すことができます。
まずは、アイシャドウで試してみて、足りなければアイラインやつけまつげもプラスしてみましょう。
赤と黒のコントラスト
目元を強調するには、赤と黒のコントラストをつけるのも効果的です。
黒のアイラインで目を囲み、アイシャドウは控えめにワンポイント置きます。
目尻にちょっと赤色を乗せるだけで、花魁っぽさが俄然出てきます。
青系のアイシャドウも可
現代の花魁メイクでは、青系のアイシャドウにチャレンジしてみるのもアリです。
江戸時代には赤色が基本だった花魁メイクですが、青系のカラーを使用することでクールな目元に印象づけることができます。
赤のときにも効果的ですが、青と白を組み合わせてコントラストをつけてみると、とてもおしゃれです。
眉の見せ方もポイント
花魁メイクでは、眉の描き方も大いに効果を発揮します。
江戸時代の女性は、眉を剃ることが当たり前でしたから、筆で描くのが主流。
特に花魁の眉は、描き方に特徴があったのです。
眉の引き方
花魁メイクでの眉の引き方は、筆で描くのが特徴。
細めに、目元とのバランスを整えながら描くのがポイントです。
庶民のような引眉ではなく、心持ち太めに描いてみるとよいでしょう。
赤で眉メイクしよう
花魁メイクだとひと目でわかるのが、赤。
眉にも赤を入れることで、通常とは異なる雰囲気をかもし出すことができます。
眉を完全につぶさずに、赤色を入れてみると効果的です。
口紅のトレンド
口元のメイクにも、江戸時代なりのトレンドがありました。
当時は、口が小さいほうが美しいとされていた時代。
花魁メイクでは、おしろいで唇を塗りつぶしてから、小さく口紅で口を描いていたのです。
笹口紅が定番

花魁メイクでのリップメイクでは、笹口紅も流行っていました。
笹口紅とは、紅を塗り重ねて玉虫色に見せる手法。
口元を印象づける迫力あるリップメイクで、人気の出た花魁のお歯黒と重なって口元のメイクが完成された印象になっていたのです。
リップを塗る準備をする
江戸時代の花魁が唇をおしろいで塗りつぶしてから紅を塗っていたように、現代の花魁メイクでもリップを塗る前の準備をしておくのが効果的です。
といっても、おしろいで塗りつぶす必要はありません。
リップがきれいに塗れるように、コンシーラーで補正をすればOK。
口角を持ち上げるようにすれば、現代風の花魁メイクになります。
赤い口紅を塗る
花魁メイクは、何といっても赤が決め手。
江戸時代の花魁のように、唇をチョンと小さく塗る必要はありません。大きさは、お好み次第。
真っ赤なリップを使って、色落ちを防ぐために塗り重ねましょう。途中、ティッシュでたたきながら塗り重ねると、色落ちしにくくなります。
グロスをつけたいときは、唇の中央に少しだけ塗りましょう。
塗り過ぎるとつやが出過ぎるため、ほんの少しで効果抜群です。
花魁風メイクも体験できる京都葵
京都で舞妓体験や花魁体験ができる京都葵では、プロのメイク担当スタッフが花魁メイクをしてくれます。
もちろん、着付けもバッチリ。花魁になりきっての撮影ができるので、京都に行ったら外したくないスポットです。
プロのスタッフがメイク
京都葵での花魁メイクは、プロのスタッフがヘアメイクを担当。
オリジナルの半かつらをつけて、花魁メイクを現代風に施してくれるので、仕上がりが楽しみです。
敏感肌の方などは、相談すれば持参のメイク用品を使ってもらうことも可能。
これも、プロならではの心遣いです。
メイク落としは、クレンジングや洗顔料、タオル、基礎化粧品を京都葵で用意しています。
持参したメイク落としのグッズを使うこともOKで、髪の毛につけた鬢付け油を落とす際にはスタッフがシャンプーをしてくれます。
すべてを安心しておまかせできるのが、京都葵の人気の理由です。
着付けも可能
花魁メイクだけでなく、もちろん着付けもしてくれるのが京都葵のメリット。
メイクも衣装も、通常ではそろえるのが大変ですが、京都葵にはすべてがそろっているので何も持たずに行けば花魁コスプレに仕立ててもらえます。
京都駅から徒歩3分という便利な立地にあるため、お急ぎの旅行でも立ち寄りやすいのがポイントです。
花魁風コスプレに憧れても、自己流では難しいもの。
かといって、身近に再現してくれるお店があるとは限らず、憧れだけに終わってしまいそうで残念な思いをしている方もいるでしょう。
京都葵に行けば、2時間で花魁に大変身。
異次元で違う自分に会えるような体験を楽しむことができます。
ブームの花魁コスプレ体験、京都葵でしてみませんか?